北陸の産業



福井県の主な産業

福井県の産業の代表といえば、眼鏡産業です。鯖江市を中心に生産されている眼鏡フレームは、全国生産の90%を占めます。
また、古くから羽二重や人絹織物など繊維の産地としても知られていますが、現在では合成繊維をはじめとするあらゆる関連業種が集積した総合産地を形成しています。
近年では、若狭湾岸を中心に15基の原子力発電所が建設され、全国の原子力発電量の25%強を賄うなど、新エネルギーの電源開発ではトップレベルを誇っています。
伝統工芸品では、越前打刃物、若狭塗、若狭めのう細工、越前和紙、越前竹人形などが有名です。
箸で有名な若狭塗の起源は慶長年間にさかのぼり、小浜城下の漆工が中国漆器を参考に海底の様を意匠化したのが始まりといわれています。伝統工芸でありながら、現在も若狭の箸の生産量は全国80%を占めています。
また、700年の伝統を誇る越前打刃物は、手作りの丈夫さ、切れ味の良さで定評があります。

石川県の主な産業

大都市圏に追随せず独自の地域発展の道を歩んできた石川県は、戦前からの絹織物にひき続き、戦後の経済成長期には国内最大の合成繊維織物産地となりました。繊維機械を中心に、建設機械や工作機械、食品関連機械などの一般機械工業も発展を遂げ、最先端の技術もしっかり根づいています。
石川県では、加賀百万石の伝統文化を今に伝える工芸品が数多く存在します。
絵画調の図案やぼかしの技法が特徴の加賀友禅、鮮やかな五彩の上絵を特徴とする九谷焼、日本の漆器の代名詞ともいわれる輪島塗、繊細華麗な手刺繍の伝統を受け継ぐ加賀繍など、細やかで丹念な匠の技におもわず息をのみます。
金を叩いてミクロの単位まで薄く伸ばした金箔は、金沢が全国生産の98%を占め、仏壇や蒔絵などに使われています。
ほかにも白山麓に伝わる牛首紬、和太鼓などが有名です。

富山県の主な産業

富山県の産業は、江戸時代に富山藩の産業振興策として発展した売薬業を抜きに語ることはできません。
この売薬業によって蓄積された資本は、明治期から電源開発や銀行業の創設、売薬業の海外進出に向けられ、富山の産業の基礎となってきました。
富山の伝統工芸として名高い高岡銅器は、380年の歴史をもつ格調高い美術工芸品として国の伝統的工芸品に指定されています。高度な鋳造技術により作られる梵鐘や銅像をはじめ、花瓶、茶道具、仏具、置物など製品は多岐にわたっていますが、近年は若い後継者による新しいデザイン開発が積極的に進められています。
また、230年の伝統をもつ井波彫刻も全国的に知られています。楠、ケヤキ、桐を材料としたランマや獅子頭に代表される木彫は、200丁余りのノミ、彫刻刀を駆使する高度な技術を持っています。国の伝統的工芸品・伝統的工芸品材料に指定されているものには、ほかに高岡漆器、庄川挽物木地、越中和紙があり、いずれも越中人の丁寧で心温まる技が生きています。  

 

 


 福井・石川・富山県の有効求人倍率は、それぞれ全国4・13・8位と、働く場が充実しています。また、女性就業率は3・5・6位、中高齢者就職率も8・3・9位と、公平な労働機会が与えられていると言えるでしょう。
また、働きやすさだけではなく通勤時間などの負担も少ないので、趣味や娯楽など余暇のゆとりも生まれます。
「北陸といえば温泉」というくらい温泉地として名高い3県ですが、観光向けだけでなく仕事の帰りに気軽に立ち寄れる施設も多いので、リフレッシュスポットとして大いに活用されています。